やや専門レベルでの解説です。
まず何よりも歯周病治療レベルが最優先します。
これはシビアに判定しなければいけません。
最低でも月に2回は歯周外科手術をしていて、ちゃんと治しメインテナンスを続けられる事。
歯肉の炎症を見抜く確かな眼を持っている事。歯根面の清掃が出来る事。
歯肉と骨は全ての歯科治療の基本部分、家で言えば土台です。疎かに出来ません。
次に外科手技レベルが同じ位重要です。
下顎の骨に水平に埋まっている親知らずの抜歯手術位は一人で全てこなせる事。
外科処置に必要な解剖に精通している事。
愛護的処置が出来る事。外科手術をして腫れたり痛んだりは当たり前、我慢するもの何て言うのは時代遅れです。 腫れたり痛んだりするのは最小限に抑えるべきですし出来ます。
3つ目は噛み合わせの微調整を最終的に安定するまで細かく繊細に行える事。
全体から1本、左右前後のバランスを整えられる事。慣れてきて噛めるようになるまで待たせるだけで、何もしないなんてもの時代遅れです。
1本の被せ物から総義歯までしっかりこなせる事。
因みに総義歯は全ての歯科治療の基本です。 必ずマスターすべきでしょう。
どれ1つとっても当たり前を当たり前として行うだけにすぎません。が、1つ1つを厳守するならインプラント治療は必然的に成功できます。
その上で現在解っているガイドラインにそっていけば必ず最先端に近づけます。
|
症例 14)
40代 女性
右上小臼歯が1本欠損しています。インプラント埋入と同時に仮歯までを入れる術式です。
これを即時荷重といいます。 |
|
インプラント埋入直後の写真です。 |
|
インプラント手術当日の最終面、仮歯まで入れてこの日は終了です。
1週間〜10日後に抜糸を行います。 |
|
|
|
|
症例提供:KMインプラント・松元歯科 松元教貢先生 無断転写はお断りします。