インプラント専門医:「フローラル インプラント」

はじめてのインプラント フローラル インプラントセンター




症例 10)
50代 女性 下顎に1本も歯がなく、上顎は総入れ歯とし、下顎には8本のインプラントを埋入したボーンアンカードブリッジ症例

残存歯があるものの、全ての歯牙が重度の歯周病に侵されており、グラグラの状態でうまくものが噛めません。歯周病のやっかいなところは、歯を支えている顎の骨そのものをとかしてなくしてしまうことです。
口腔内の写真 もはや、残っている歯牙のゆれを止めることは不可能で、これ以上歯槽骨がとけて吸収してゆくのを止めるために全て抜歯と判断しました。

残存歯があるものの、全ての歯牙が重度の歯周病に侵されており、グラグラの状態でうまくものが噛めません。歯周病のやっかいなところは、歯を支えている顎の骨そのものをとかしてなくしてしまうことです。
口腔内の写真 もはや、残っている歯牙のゆれを止めることは不可能で、これ以上歯槽骨がとけて吸収してゆくのを止めるために全て抜歯と判断しました。

インプラント埋入位置および本数、サイズを決定してゆきます。
[ 残存歯抜歯後のレントゲン写真 ]
残された上顎歯槽骨と下顎骨の骨量および将来インプラント人工歯根が埋入され人工歯が上下的にどの位置にあるのがベストなのかを診断します。 金属ボールを埋め込んだ仮の入れ歯を入れた状態でレントゲン撮影を行います。こうすると、水平左右的にどの位置に何本のインプラントが必要かわかります。
 

これにより、このインプラント体上部のどこまでの位置に何個の人工歯を取り付けられるかを診断します。
奥歯、最後臼歯部の終わりを計測して、人工歯を作製する参考にします。
ト体上部のどこまでの位置に何個の人工歯を取り付けられるかを診断します。

奥歯、最後臼歯部の終わりを計測して、人工歯を作製する参考にします。
 


人工歯を表から見た感じ
出来上がった人工歯です。
上顎はあまりにも歯槽骨の吸収が激しかったため、インプラントは行わず総入れ歯とし、下顎のみをメタルファームで連結したインプラント人工歯としました。

人工歯を裏から見た感じ
 
患者様の口腔内に入れて、噛む位置などのくるいがないかを確認します。この様に重度の歯周病で歯を失った場合、広範囲の部分が空隙となってしまいます。この空隙は本来、歯槽骨という歯を支えておくための顎の骨と歯肉の部分です。そこまではインプラントでも回復する事はできません。これが重度の歯周病の怖さです
患者様の希望でもう少し歯肉との空隙を小さくしてみました。これが限界です。下の歯の部分とぴったりとくっつけることはできません。もしも、ぴったりとくっつけてしまうとインプラント人工歯と歯肉部の境目のお掃除が十分にできず、歯肉に炎症が起きてしまいます。そうなると、せっかくのインプラント体にも悪い影響となってしまいます。
下顎に、インプラントメタルフレーム・ボーンアンカードフレームと人工歯を取り付けた時のレントゲン写真です。

最終、上部構造人工歯を取り付けた感じです。
スマイルの時のリップラインでも先ほどの歯肉との空隙は見えることもありません。

症例提供:ナカノ歯科室・矯正 中野浩嗣先生 
     無断転写はお断りします。
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